2010年3月30日火曜日

昭和金物屋物語

御茶漬海苔氏の漫画ですが、他の出版社さんからも出ていました。
これは、彼の少年時代の情景を金物屋を営むお父さんと息子で自分を通して昭和の時代を描いています。
ほのぼのとした情景が、セピアの原稿で描かれています。
昭和マニアにはたまらないです。
あ~それと怖くないです(お父さんちょっと怖いか;)
お勧めです。

http://itunes.apple.com/jp/app/id322812693?mt=8

2010年3月27日土曜日

How to use

2010年3月20日土曜日

皆様、ありがとうございます。

「ミイラ倶楽部」をお買い上げありがとうございます。
3on3 Publishingマンガプロジェクトは、お蔭様で順調な船出となりました。
この場をお借りして御礼申し上げます。

多国語表示のマンガアプリの発行は、日本のマンガを手軽に海外の方に
楽しんで貰えないかと思って始めたわけなのですが、電子書籍のカテゴリーは
日本のAppStoreの中でも2万を軽くオーバーするアプリの数です。
果たして、そんな膨大な数の中から見つけ出してもらえるものかと、非常に不安だったのですが。
発売三日で、28カ国の方にダウンロードしていただきました。翻訳表示を役立て頂けたみたいで。
ほっとしているところです。
USAの方にも丁寧なレヴューを頂きました。
http://appcomments.com/app/Mummys_Club__Ochazukenori?country=143441
海外でのダウンロード数が一番多いのは、USAなのですが、韓国、中国とアジア圏の方も多く、韓国語、中国語の表示を追加しなくちゃと思っているところです。

字幕の表示は、ダイヤル型のピッカーで選択できるようになっていて、言語セットはいくつでも追加することが出来ます。沢山の言語表示が出来るようになればいいなぁ。
海外の作家の方の日本語字幕も発行して見たいですね。
現在、第二弾の準備中です。ご期待ください。

(投稿 s.terakawa)

2010年3月16日火曜日

電子出版ということ

開発者さんの言葉に補足します。
開発者さんと僕は、いわばハードとソフトの関係ですね。
ハード側の苦労のもとは、従来の紙でできた「マンガ」を
どうすれば違和感なく、電子媒体に移行するか、につきました。
それは、僕(ソフト側)ももっとも望んでいたことでした。
紙のもつ「原画」の再現性やインタラクティブな操作性を
いかにスムーズにiPhoneに移行できるか、が開発のもとになっ
ています。
紙の優位なことを認めて、いかにそれに近づけるか。
まだまだ、ハード、ソフトともにいたらぬ箇所があると思います。
ご意見、ご感想は遠慮なくください。
不満は必ずや、克服できる。
まずは第一弾です。
ほぼ月刊でリリースしたいと思っています。毎回よくなっていく。
育っていくソフトを目指します。
けして、製作者側に都合のいいだけの電子出版ではありません。

……。身辺雑記を書きます。
某漫画家さんのブログに、僕がその昔、在籍していた週刊誌のことが書いて
ありました。「かつての●●(雑誌名)に載るということは作家のステイタスだった」
……。その漫画家さんにインタビューしたのは僕です。あれからもう15年くらい
たちました。その雑誌が時代とともに生まれたのなら、時代とともに去っていくの
は当然とはいえ、現在の誌面構成は苦し紛れの感があります。
このまま「紙」はやれるのか、もうダメなのか? 答えはすでに出ていると思う。
こうして電子出版の時代がここにきているのですから。ノウハウを蓄積する時間は
もう、あまり残されていません。
その某漫画家さんは個人で電子出版をはじめたそうです。

2010年3月14日日曜日

開発後期

御茶漬海苔氏の短編集を、お買いいただきありがとうございます。

ここではアプリを開発しましたエンジニアの独り言を書きます。

開発にあたって重視したのは「漫画の読み進めやすさ」なのですが、
世界的に売れているiPhoneと日本文化の間にある差異、紙文化とデジタル文化の違いに戸惑いがありました。
それは、漫画は「縦書き」「ページは右から左に」ということ。
iPhoneが持っている視覚的に優れたAPIは、ページを左から右に進んでいく事を前提に開発されていて、これを逆にするのには、ひと手間かけなければなりません。
それで、ページの送りを逆にするだけで「進めやすさ」が解決したかというと、なぜか違和感が残ります。
iPhoneには、画面を任意の方向にスクロールできる便利な機能があります。
iPhoneのホーム画面もこの機能で作られているので、これと「漫画のページを送っていく」ことは同じはず。
ところが、なぜかいい感じにならない。

いろんな実験をしてわかったのは「ページを送っていく」ではなく「ページを捲っていく」方が違和感が少なくなるということでした。

それと、iPhoneには3Dみたいな表現で画面を切り替える機能がありますが、これは使わずに二次元的に表現した方がテンポがいい感じがしたので今の形に決めました。

最後に、今年は電子書籍元年と言われています。 
文書をデジタルで見る事があたりまえになりましたが、縦書きで書かれている文学などは、やはり縦書きで読みたい。
しかし縦書きをデジタルで見るのは、まだ慣れていないので違和感が残る。 
日本での電子書籍(文学や漫画)はどのように進んでいくのでしょうか。
 
(投稿 Tahara)

2010年3月12日金曜日

とうとう出た!

とうとうというか、わりとアッサリ、配信がはじまってしまいました。今日からです。
3ON3マンガ第一弾御茶漬海苔先生の「ミイラ倶楽部」。
始まってみなければわからないレーティング。ひょっとしたら審査で落とされるかもよ、という心配は、当の御茶先生ご自身が危惧されていました。いま、出版マンガ界は自主規制の嵐です。
エロ描写や残酷描写が作家の意図しない解釈をされてカットされ、容赦なく絶版にされてしまう。
でも、僕(49歳)の世代は、マンガで現実を生き抜く厳しさを教えられてきました。もちろん、つらいときにもマンガが慰めてくれた。カルチャーすらもマンガが教えてくれたものです。
そういった昔ながらのマンガをほんのひととき、思い出して味わってください。
今回の「ミイラ倶楽部」に嫌悪感を抱く人もいれば、絶賛する方もいることでしょうが、私たちが配信するものは、当然私たちが自信と責任を持っています。これは傑作だ、と思うモノしか配信いたしません……残酷描写もたっぷりあります。むしろ、そこがこの作品のキモだったりします。でも、傑作です。それは間違いない。
僕は今、こういった作品をとりあえずノーカットで配信できることに感謝しています。