2012年2月14日火曜日

出ます!

誰もが驚く漫画界の極北作品「四丁目の夕日」がついに
リリース! 著者の山野一氏は非常に温厚というか、優しい方
で、今回インタビューを巻末に掲載したいと言ったら「自分で
書きますから」と仰って、収録。解説の根本敬さんとダブルで
お楽しみください……と、ここまで書いて、現在山野さんは
双子のお子様持ち。根本さんも双子が生まれて「因果者の血
は同じ」と山野さんは苦笑しておられましたが、
全く不思議なご縁です。山野さんは覚えていないとのことですが
僕は週刊誌編集部在籍時代、面識もない山野さんにカラーイラストを
頼んだんでした。たぶん、ガロを読んだだけで。
「この人の描く女性はエロい!」となんの根拠もなく頼んで、
おそらく電話とバイク便でお会いすらしないで入稿したのです。
もっとも、イラストカットのためにわざわざ山野さんがお住まいの町田ま
で出かけていく暇はないといえばなかったんですが。
当時、どうして女=山野さんだったのか、自分でも思考回路が
おかしくなっていたんでしょうか。
根本さんとは「四丁目」の解説を文庫本に収録する際、今回と
全く同じ電話をかけた事を思い出しました。そのときも根本さんは
快諾していただきました。ありがとうございます。

それにしても「四丁目」がiPhoneで読める時代
が来るとは、誰も予想しなかったでしょうね。

F社在籍時代に、今同じこの世界(というかiアプリ?)に足を踏み入れ
ているTと一緒に、「四丁目」の表紙写真を撮りにいった日のことを
思い出すと、感慨もひとしおです。
多摩川の堤防の上で、じっと夕日を待っていましたが、今から
考えると「よく当日、狙ったような場所が見つかり、かつ晴天になったものだ」。
ロケハンしたようなしないような。したんでしょうね、たぶん。
思い出した。ロケハンして、町工場の密集地帯を見て歩いたんです。
表紙、今なら加工できるかも、ですが、当時はまだフィルムの時代。
その表紙とともに完全復活を遂げた「四丁目」を見て驚いて
ください。というか、普通に驚く。驚くはず。驚け。驚いても、出る。

あと、僕の大好きな画家、撫子凛さんの個展が開かれます。2月20日
より。場所は日本橋です。
http://nadeshicorin.com/top.html
何かイラストを貼ろうかと思いましたが、撫子さんはそういうのに
かなりナーバスなご様子なので、文字情報だけ。

TOMMY

2012年1月14日土曜日

特別セール週間です。

「孤独のグルメ」→250円off!
「蟲男爵」→無料
「鬼が棲む家」→無料
15日、明日の夜までです! 応援よろしくお願いします。

「鬼が棲む家」の装丁と挿絵を描いてくださっている
富崎NORIさんの個展が23日より銀座で行われます。
詳細 http://tominori.blog48.fc2.com/blog-entry-853.html
こちらもぜひ、お出掛けください。フライヤーの図版は
こちら↓
少女シュミ満載! 本人は気のいいやさしいお兄さんっ
て感じの人です。期間中はときどき来廊するらしい
ですよ?

2012年1月12日木曜日

孤独のグルメ

今年もよろしくお願いいたします。


今年に入りドラマも放送される事となった、
「孤独のグルメ」の原作漫画をアプリ化しました。
1/15まで、600円 → 350円 セール中!なので、
良かったら落としてみてください。














孤独のグルメ (久住昌之・原作、谷口ジロー・作画)
http://itunes.apple.com/jp/app//id492043951?mt=8


毎週水曜 深夜0時43分より、ドラマ放送中
http://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume/

.

2011年12月28日水曜日

三嶋さん

僕のイラストを描いていた三嶋さんが、ご家庭の事情で
断筆してしまいました。
電子書籍というのは、厚さもわからないし、僕のような
ほぼ無名の作家には、表紙の価値がすごく重要だったり
します。ジャケ買いというのは絶対ある。そうでなければ
無名の某が書いた本を誰が手に取るかと、そう思います。
三嶋さんの果たしてくれた役割の大きさに、今更ながら
驚く次第です。三嶋さんの絵で買ってくれた人が大部分では?

お疲れ様。元気になったら、また描いてください。
というわけで、最新作から装丁画家さんが、しばらく変わります。
もう固定しません。
最後に三嶋さんが描いてくれた「ムクロノヒメ①」の表紙ラフを掲載
します。「ムクロノヒメ」は連続モノ」でしたので
1巻だけ三嶋さんというわけにもいかず、結局これが残されたんです。
ラフのラフというのもありますが、もう酷でしょう。
彼女くらい僕が信頼していた作家さんは
いません。本当にいつか復帰してほしいです。

2011年12月24日土曜日

大散財の日々

昨日、成増の喫煙喫茶にて「大根カレー」を喰う。うまいです。この
ブログのためだけに成増まで行ったというか。なんて暇人な
んでしょうか。こういうとき、「フリー」のフリーらしさが出てきます。
これとコーヒーが食後に出てくる。結局、写真に撮った。


それで今日は中野へ行く。
例によってむし社のセールがはじまっているのだ。
で、いつものように昆虫ゼリーを買おうとすると、福引
の4等(つまりはずれ)がゼリーとマットのセット。
言っちゃあ何だが、運の悪さではひけをとらない。
ここはひとつ、福引でゼリーとマットをゲットしようとしたら
なんと3等が当たってしまい、まったくいらないクワガタ入手。あのねぇ、
こういう運の悪さって……。
その直後、Tにケータイして、クワガタを押しつける。
「いらない」(普通誰もそう言うよね)と逃げるTに
「ともだちがいがない」と言うと、一転「そこまで言うのなら」
と、無理やり承諾させた。でも、あの様子だと
ぶち殺すかもしれんなぁ。僕の見ていないところで水につけるとかして。
あるいは猫の餌として……。
で、またクワガタとプラケースとゼリーを持ってブロードウェイ「タコシェ」
へ。僕の尊敬する撫子さんの新刊を入手できるかと思っていったんだけど、
まだ出ていないようだった。そこで引き返せばよかったんだけど、
エロイゴム印が目にとまり、思わず買ってしまった。
5000円也。
僕はいわゆる「縛り」はまったく興味がないし、縛られて喜ぶ人の
気も知れないんだけど、そのゴム印、手作りだそうで
その一点で「買い」だ。僕はこういう一途なモノを作る情熱
が大好きだ。タコシェの女性店員さんが「こーいうのも
ありますが」と言って出してきた人体パーツのも素晴らしかった
けど、まぁ、悪シュミだと思い、こちらも悪シュミだけど
人体パーツ内臓系ではもう、言いわけできないわな。
店員さん、かわいいんだけど、新人さんかなぁ。ひさびさにタコシェ
で高額な無駄使いをした。

久々の大散財。
かつて、僕のタコシェにて最大の買いモノは林静一さんの
シルクスクリーンのポスターで、なんと、林さんの自宅へ御電話して
本人から「いいものだったけど、うちにもないんだ」ということを
聞きつけて買いに走った。5万円だったかな。今から思えば
キチガイのような電話だ。「あのポスター、どこで手に入りますか?」
ってイラストレーターに聞いたわけ。林さんも、面識ない僕に親切に
応対していただいた。
もう10年以上前の頃。後でタコシェオーナーの松沢さんから
「あなただったのか!」と言われて、照れました。まさか売れるとは
思わなかったんじゃないんですかね?
5万円は今では高額すぎて、思いもよらない。5千円で焦るくらいに
落ちぶれてしまいました。
とかなんとか言って殊勝なこと言ってますが、当時でも、ポスター
に5万円は、ないよなぁと思いましたよ。
人生において、かなり無駄使いを繰り返してきましたが、そのおかげで
「僕」という人間ができたと思えば、まぁ、無駄使いも無駄ではなかった
と思います。
あ、営業もしなくては。
ひさびさにやっと僕の電子書籍がAppストアに出ます。年内は間に合い
そうもありません。すいません。オチャツケノリさんの「蟲男爵」は出ました。



TOMMY

2011年12月22日木曜日

スマトラでうっひょー①

このブログを読んでいる某出版社勤務のNから電話
があり、先にブログに書いた池袋の中華料理店を教えろとのこと。
しかし、僕はiPhoneの件もあり、例のモンゴル人とは微妙に
距離を置きたい時期。店の名前すらわかんないんです。
すいません。オーダーも払ってくれたのもモンゴル人だし、
半分拉致されて行ったようなもんだ。地下1階なのでそれなりに
「魔窟」感が漂っていた……って奢ってもらって言うことじゃ
ないけど(その後、Nの追跡調査で、池袋きっての老舗で
食べログにも掲載されている有名なお店だと判明。でも価格は
全体的に安い、良心的な店だと思った。味がおかしいと言っても
反論しないでさっと片付けたし……ということはやっぱりおかしかった
のかよ、アレ)。

iPhone3Gが高値取引されているのは事実らしく、それは
脱獄(ジャイロブレイク)が容易だからという、まるでPSP
1000と2000の初期版みたいな状態とか(未確認)。改造自体は
自分のだし、違法じゃないと思うけどリスクもハンパないだろう?
そんなことしてぶっ壊れたらどうすんだ? っていうか、ちゃんとカネ
払って遊べよ……奢ってもらって言うのもなんだけど。
僕の3Gを手に取ったモンゴル人は「これ、キレイに使って
ますね」と言ってから交換を提案してきたので、まんざら嘘
や冗談ではないようだった。

ところでNが浮かれた調子で「来年はスマトラですよね」と
言ってきたのには絶句。こちとら、ボルネオの傷跡を塞ぐので
精いっぱいだったんだよ。もう甘い口車には乗らないで
おこう……とか言ってるけど、大丈夫なのか、オレ? 

内心、スマトラだ、うっひょーとか思ってるんじゃないのか??
次回、「スマトラでうっひょーの巻②」にはなりません。
たぶん。

TOMMY

2011年12月20日火曜日

池袋にて

本格的な中華料理店に入った。モンゴル人と。
このモンゴル人もなかなか人生の彩りを豊かにして
くれるいいヤツだ。
とにかく、本気の中華料理店。
まず、各テーブルに「ニンニク」が置いてあり、勝手
に食べてよいそうだ。
で、食べた。
「辛いね!」
「それ食べたら、臭いが3日間抜けないよ。ご飯と一緒に食べる」
そういうことは先に言え。で、料理だけど、ダイナミックの一言。

ブタの背骨を絶ち割って残りかすをしゃぶったり、白菜を
酸っぱくなるまで漬けた? 白スープの鍋。汁をご飯にぶっかけて
食べる。
中でも、モヤシとなんだか不明の野菜を炒めた? この料理の
味は日本語では表せない……と言ったら、モンゴル人が
一口食べて、ウェイトレスに下げさせたではないか。
どうなってるの?
「あれ、味おかしい。食べると嘔吐しますから」
……痛んでいたらしい。
その後、僕のiPhone3Gを4Sに交換してくれだの無茶を
言い始めたモンゴル人だった。3Gは中国でも使えるけど
日本で買った4Sは中国では使えないんだそうです。

はっきりいって、無茶な店だった。日本人にとっては。
無茶というか無謀。あまりに異文化の料理についていけない。
あ、メニューには狗(イヌ)料理が普通に写真付きで掲載されていて、
けして高い値段ではなかったよ。でも、モンゴル人も
「狗は食べない」とのこと。

池袋北口からちょっと歩きますが、こういうお店がぽつぽつと
できてきているんだなぁ、としみじみ思いました。
異文化の侵略? 進行? 融合じゃないな、これは。

2011年12月4日日曜日

人生いろいろ

最近は部屋でクワガタムシを見ながらしみじみするという
実に老人的な生活をしています。
そうだ。以前書いた謎の靴、あれはゲートルというものだそう。
戦争中の話を書いていたのに、実際のゲートルを知らなかったとは
なんという不覚。あれはズボンの上に出して、埃が入らないように
絞めるらしい(T氏談)。僕はゲートルとは布をふくらはぎにきっちり巻いた
モノだと思ってました。
しかし、さすがにズボンの上に出して履く勇気はないので、無理やり中に
押しこんで履いています。切ったほうがいいのかな? でも、ものすごく
頑丈なのでキレイに切るには技術が必要。
例のモンゴル人にはその後、本当にお世話になりました。
先日、「マーボ豆腐作ったよ」と言われて、またかよ、と思いながら
部屋に行くと、「この前の味どうでしたか?」と聞かれたので
正直に「甘かった」と答えたら、「今度のはカライよ」と。
本当に辛かった。
どれくらい辛いかというと、翌日、肛門が閉まった感じがしない。
垂れ流してしまったかと思ったくらいの違和感が残った。
それどころか、ときどき肛門に焼け火箸を突っ込まれた感じがして、
座ってられないのだ。食べた時はそれほどでもなかったけど、
本物の辛さとは腹の中で発動する。腹が焼けるように熱い。
これは「○○(中国語でトウガラシのこと)大王」という池袋界隈
でも買える、中国の調味料のせいだとか。
写真はそのうち。

マーボ豆腐で思い出した。東武練馬というドマイナーな駅前に
「一球老師」というマーボ豆腐が売りの中華料理店があります。
確かにうまい。でも、こちらのは山椒で口がしびれるような感じ。
日腹にくるということはないです。

これも写真はそのうち。

2011年11月22日火曜日

また中野 かよ

「毎週行ってるんじゃないの?」とNに揶揄されていますが
今日も中野、むし社へ。クワガタゼリーが切れたんである。
しかし、50個1000円以上……ぼりすぎじゃないの?
と思ったら、僕はセール中にしか買ってなかったんですねー。
こんなに高いものとは知らなかった。
ヤフオクで安モノを大量に買って、結果大損害というほどでもないけど
数匹死んだのはどうもこの安物ゼリーが原因くさいと睨んだので
奮発して正規品(?)を買ったわけだ。
※直接ゼリーのせいでもないと思うけど、体力が落ちたのが
はっきりわかった。

安もんでもまぁ、いいものもあることは確か。
僕の菌糸ビンのいくつかは無名の190円の850ミリリットルボトル。
これ、かなりおおまかに砕いてあって、栄養素も一切含有
してないだろうと思う。自然に近いといえばいえる。しかし、
490円のフォーテックのGポットに同時投入した幼虫と比べると
あきらかに成長が遅い。のんびりと育てて大きくなると
いいんだけど。

中野タコシェで横田沙夜さんの装丁された本を見つけた。
横田さんは僕の次の電子書籍の装丁をしてくれる人。
http://sayo.chu.jp/
でも、アップルじゃないんです。ごめん!
アップルは年内にどたばたのホラー?を出します。

辻

2011年11月21日月曜日

390円ショップ

なんでも390円ということを売りもんにしたお店。
原宿のムラサキスポーツの上の階にあって、
「これが390円かよ?」と思うような古着を売ってたお店。
ホームレスからはいだんじゃないのかっていうような
古着もあって、センスも何もなかったですけど、価格だけで
愛用していました。まぁ、冬服は割とリーズナブルです。
僕の靴はここで買ったコンバースもどきの390円のもう
なにもかも粗雑な作りの靴で、履き捨てていました。
ところが。
エヴァンゲリヲンショップになるとかで、ビルごと
お店消滅。僕の「靴の供給元」が絶たれてしまいました。
エヴァショップはアパレルにも力を入れるそうですが
390円で靴は売ってくれそうにない。
で、困り果てていたら、「200円で靴買えるよ」と例の
モンゴル人から情報をいただいた。
どうも要領を得ないんだけど、友だちが靴の処分に
困っているらしい。
「友だちは靴屋か?」
と思ったが、なんと普通のアパートの押し入れにその
靴はつまっていた。
「なんか変?」
というか、こんなデザイン見たことない。しかしくっきりと
メイドインジャパンの文字が。
怪しい。しかしモンゴル人の顔を立てて、2足購入。
400円。
少し後悔。
写真にある上の袋は靴と一体になっている。ももひきにしてはゴツイ肌触り。
しかし、日本の靴屋ではまず見ないデザインである。頑丈で
袋を取るには切り取るしかないようだ。

2011年11月12日土曜日

いまだに何も喰えず

クワガタと暮らしてほぼ、はじめての完全お泊り。やっとお泊りセット

を100均で揃えた。
実はクワガタのために部屋を借りたんである。実家では
育てられないくらい増えた。それで、今日こそは
成増の大根カレーを撮影しようと雨の中、準備
していたら、2階のモンゴル人が「マーボ豆腐
作ったから、食べるといいね」といって部屋に
呼んでくれた(これにはワケがあり、昨晩モンゴル
人の集いで出てきた羊肉主体のモンゴル料理が食えず、
何がたべられるかとの問いにマーボ豆腐と答えた。
中国ならマーボだろって言って、座を大いにしらけ
させたんである。内モンゴルは中国とはいえ、民族の
誇りがあるわけで失礼な発言だった)。

ともかくこれからカレー食いにいくとはいえない雰囲気。
僕のためにわざわざ作ってくれたんだよなぁと昨夜の
お詫びと感謝もある。
それに、この部屋を世話してくれたのもこのモン
ゴル人だし。で、カレーは晩御飯にしよう。昼は
マーボ豆腐とスケジュール組み直して、彼の部屋へ。
そのマーボ豆腐がなんというか、いわゆるまったく
普通の外見だけど、死ぬほど甘い。おかしい、とうがらし
浮いているのに、味覚が狂ったんだろうか。
でも、どんぶり飯とマーボ豆腐で僕の腹は一杯になった。

で、夕方、重い腹を抱えて成増へ電車で行く。
しかし、腹が全然減って無いというか、今日一日、
何も食べなくても大丈夫な雰囲気ですけど。
成増駅の前で「これは入らないほうがいいのか、しかし
成増まで雨の中わざわざ来ちまったし、どうしようか」
と悩んで、とりあえず成増の町なんて「たばこ喫茶」しか
知らないから行くだけ行って、「ブルーマウンテン」500円
を飲んで、ドミニカの葉巻き300円を買った。まぁ葉巻きなんて
そこらじゃ買えないから来たかいがあったと無理やり思えば
思える。大根カレーの写真なし。食えないというか、いまだに
(午前3時過ぎ)腹がもたれているので何も食えないんである。
おそろしく腹もちがいい、モンゴルのマーボ豆腐は。甘いし。

それから、昨夜の宴会でジャスミンティが飲みたいと言うと
「ジャスミンティは中国では貧乏人が飲む。一般家庭では
飲まない。緑茶か紅茶がよろし」と言われカルチャーショック!下の写真は
モンゴル人にいただいたわりとどこでも買える「中南海」とたばこ喫茶で
購入した葉巻き。安物だけどシロートの僕には十分うまい。

2011年11月5日土曜日

無知の涙

例によって中野の虫社へNと出掛けました。セール中なんですね。僕は
最初、餌のゼリーを買うだけのつもりでしたが、Nの「俺も買うからおまえも
買え!」オーラに負けて、ヤエヤママルバネクワガタを購入。たしかに
オスだけにしてもセール中だとしてもメチャクチャ安い。
「こいつ越冬するのかな?」
などと話していて、自宅に戻って、ネットで調べると、なんと、卯化(←羽化です。
すいません)後3カ月の寿命しかないだと。10~11月が活動期ということは、
越冬するまでもなくまもなく死亡じゃねーか!
買った時点で死亡フラグって……。
メスもいたらそれはそれで大変やっかいなことになっていた(産卵マット
が特殊)ので、オスだけでも仕方ないというか、もはや明日死ぬかも
しれん。
……というようなことを電話でNに言ったら冷たく「そういうもんでしょ」って……。

Nの「おれも~するからおまえも~しろ」オーラは僕には大変弱く、ボルネオ
も、Nにまかせっきりでした。「行くっていってたでしょう?」と言われると
「いや、社交辞令」とはいいきれないのだった。まぁ、正論男なので、「いった
でしょう、あのとき」と問い詰められると、僕は「そ、そうだったかな」としか言
えないんです。
しかし、彼のおかげで「人生の色どり」が豊かになっていくのも事実。
二度と行かない場所や自分からでは手を出さないモノに背を押してくれる人。
面白い人です。このブログ初の人物顔だし(本人許可)。付記:これを読んだ当人から
連絡があり「卯化じゃなくて羽化だ」と指摘された。そういえばそうだ。こういう男
です。

正論の男、Nの顔。

かっこいいマルバネクワガタ。でも短命。


2011年11月1日火曜日

うちのヘビーローテーション

いまさら何を、と言う方も多いでしょうが……。
中野ブロードウェイの知る人ぞ知る、テクノ専門店(というのか知りませんが
便宜上)の店長(店員ってことはないと思う)が迷っていた僕に絶賛お薦めし
てくれたのがこれ。リアルYMO世代にとってはなんとも複雑な気分です。
元々、コンピュータミュージックというのは一回誰かが作れば、同じ機材と
プログラミングで複製できるという理屈を踏まえて、YMOはボーカルを
いれていたんじゃないかって思うんですよ。ユキヒロのフー・マンチュー唱
法。唯一の人間臭いとこをミクでやったら、もう完全に機械とプログラミングの
インストバンドですよ。
でも。
いいんですよ。これは。さすがにユキヒロの歌い方までは真似できなかった
ようですが(いや、「中国女」とか、それなりに限界だと思います)インスト
バンドとして聞くと最高に楽しめる。「KEY」の「なにいってるの?」のセリフや
「Nice Age」のハモリはかわいいです。機械の音に機械の声。しかも、それが
人間を感動させる。これはYMOの最終形態だと思います。
「NiceAge」のイントロや「テクノポリス」から「ライディーン」へ入っていくところ
はライブを思わせて感動しました。恐ろしい事に、三人がやっていた当時の
ライブがまぶたに浮かぶんです。逆にライブ感を意識しただろう「プロパガンダ」
は洗練されすぎかも。
やはり「愛」あるものは強い。
初音ミクファミリーとYMOの両方に愛のあふれたアルバムです。
え、やっぱり、いまさら何を? だって出てる事知ったの最近なんだよ。めったに
CD店に行かないし。

2011年10月29日土曜日

電人ザボーガー、ゴー!

例によって友人NとYと3人で新宿バルト9で「電人ザボーガー」
を観賞しました。友人といってもNとはほぼ10歳年下なんですが、
Nはもろにザボーガー世代。僕はそろそろ「特撮」から足を洗うような
時期に放映されていたんで、あまり詳しいデティールは覚えてない
のですが、同じPプロだったら「ライオン丸」ならともかくなんで
ザボーガーなんだろうと不審に思っていました。
つまり、監督が好きだったんですね。ザボーガーは旧作をリスペクト
している。47歳の設定の主人公役者が「ザボーガー、ゴー」といったとき、
子門真人が歌う主題歌が挿入歌で流れて来た時は、思わず涙がでました。
少なくとも実写のヤマトや明日のジョーには感じられない熱があった。
熱=愛です。
Nの解説に寄ると、オマージュのカットが散見していたとのこと。
でも、それを理解できなくても監督の熱は感じました。
ちょっとお色気は品がなかったですけど、ね。
万人にお薦めはしませんが、ザボーガーは僕にとっての今年の邦画ベスト1です。

人魚の肉が

タダセールも終わって、ほっとひといきです。ご協力して
いただいた方々、それからお金を払っていただいた方々
に感謝します。みなさまの駅から駅へのお楽しみになります
ように……

辻友貴

2011年10月8日土曜日

成増の大根カレー

大根カレーというのを食べた。成増の例のたばこ

喫茶で。写真はわざとのっけません。見た目の

インパクト重視で、体験して初めてわかるっていうか、

ネタばれしないほうがいいですから。なんていうか、味噌

をカレーに変えた大根の煮込み。味噌はありがちですよね。

大根がこんなにカレー(キーマカレー風)にあうとは

思いませんでした、と言ったら、

「やってみたらおいしかったので出しているのよ」と初老の

おばさん。いや、本当にあうんですよ。

あとから入って来た熟年の3人組が「あら、禁煙席、

ないのかしら?」 ってまゆをひそめていたのが笑える。

ここを知らないの? 天下の喫煙喫茶店だぞ、だいたい、

表には煙草屋を併設してるじゃないか、空気読めよ。

というわけで、いまどき硬骨感あふれる成増のたばこ喫茶

でした。

大根カレー、セット価格900円。量はまぁ、普通か女子なら

少し多いかも。ル―は多い。スープ(これはかなり

少ない)の大根もうまい。見た目で腹いっぱいになりますので、

ぜひ、(行く機会があれば)立ち寄ってみてください。



TOMMY

※近所のドン・キホーテで冷やし中華(マルちゃんのインスタント)

が5袋入り、105円の捨て値で。「大市民」(柳沢きみお)を読んで

好きになった僕は当然買う。105円だし。

しかし、この冬の夜食には厳しいものがあるなぁ。ドンキ、PSP

goのメモリーカードがアダプター付でアキバ価格の倍以上。

アキバなら16Gで約3000円なのがドンキは8Gで5000円強。

食品売り場と温度差ありすぎですよ。



TOMMY

2011年10月6日木曜日

すこし営業的なことも書……

……きますね。「人魚の肉」が木曜日}(本日)リリースされました!
週末タダキャンペーンをやるので、よろしくお願いします。
これ、戦前戦後を扱ったシリーズの2作目で、3作目はパピレス
他から出す予定。こっちで出すのは挿画は三嶋りょうさん固定ですけど、
パピレス他は随時イラストレータを変えていくつもりです。
あ、「ナニカイル」は「ライトノベルスをiPhoneで読もう」というブログタイトルで
紹介されましたが、記事は大変嬉しかったんですが、僕はライトノベルズと
いう意識はないんです。ただ、駅前でDLしていただいて、車内で暇つぶし
によんでいただく、良質の掌編小説を目指しました。
理想は到着最寄りの駅で読み終えて
おしまいになってくれたら本望。
ほんのちょっとの娯楽を提供で来たらうれしいです。

「人魚の肉」もよろしくお願いします。

TOMMY

2011年9月29日木曜日

新刊のお知らせ

またもや辻の新刊が出ます。そして、期間限定タダセールもまたやります。
前回の「ナニカイル」タダセールに協力していただいた皆さま、
ありがとうございました。もちろん定価で買っていただいた
方々にも、感謝感激です。
読んでいただいて本当に嬉しいです。
「人魚の肉」もよろしくお願いします。

辻

カブトガニだよ、本物の。

いいかげん、ネタが苦しくなってきたら友人Nが「あれは絶対、おさえとか
なくちゃ」と言うエピソードをひとつ。ボルネオの海鮮市場にて、カブトガニ
を発見。大きな洗面器くらいの大きさのボディ(外骨格)にフェンシングの剣のよ
うな尻尾。立派なもんだ。
たぶん、生涯最初で最後の経験」とばかり「注文できるか?」
と聞くと、店主らしい男が「もちろんだ。焼いて食べる。おまえたちは日本人
か?」と聞いてきた。
「そうだ。で値段は……」と聞くと、答えずに慌ただしく去っていく店主。
狐につままれたような僕たちの前に今度は番頭風の男が。
Nが再び「これを注文したいのだが」と言うと、「そいつは食べ物じゃない」と
笑って否定するではないか。
ますますわけがわからず、とりあえず去ろうとした僕たち。
すると番頭風の男が(多分、店主に叱られたって感じで)追いかけてきて
「あれ、食べられます」
と言う。突然数秒前とは180度違う意見に面くらいながらも、
「いくらだ?」
「100g6RM」(1RM=約30円前後の感覚。しかしNより26円という訂正情報も)。
「あれはどのくらいの重さなんだろう?」
「3キロ以上はあるね」
「ほとんど殻の重さだよなぁ」
「尻尾は食べるとこないし、殻をはいだら肉は拳くらいだぜ。それで180RM
以上って……」
「しかし殻がついていないとカブトガニってわかんないし」
などとテーブルに着く私たち。
しばしの間、待つと、さきほどの番頭がやってきて
「調理できるシェフがいないので今日はできない」と告げた。
「? そんな特殊な料理なのか? 焼くだけじゃないのか?」
あとから考えると、店主は日本人だからぼってやろうと思い、売り物じゃない
カブトガニを食べさせると言った。重さに殻も含めれば、ぼれる。
しかし、もともとお飾りだったカブトガニをどういうふうに調理していいかわか
らず、結局僕たちは解放された。
こんなところだろう。
惜しかったかもしれないが、ほんの少しほっとしたりもした。ひょっとして
毒がある特殊な生物だったかも知れない。
帰国してからNより「普通に食える」という情報をメールでもらった。
しかし、多分、もう一生喰う機会はないだろう。
そう考えると、やはり、少し惜しかったかも知れないな。

2011年9月20日火曜日

ああ、ボルネオ

まだまだ続くボルネオ紀行。↑はやけに人懐っこい現地の子供。
ここは海鮮市場というか、屋台村の規模がでかいやつ。コの字型に
なっていて、ひな壇のように水槽が置かれ魚や魚貝を入れて売っている。
当然、ここで調理。御持ち帰りも可能。衛生上、大丈夫かどうかは神のみぞ
知る。とにかく大流行り(僕たちも都合2回食べた)。なんか、生き物というより
食材だから、扱いがひどい。
到着便が夜遅かったため、初日の晩飯(夜食)はここ。
友人のNが巨大なヤシガニとカブトガニを発見。Nの話によればヤシガニは
沖縄で食えるらしい。Nは自宅で飼いたい(クワガタ見るためにボルネオ
に来る男だよ。欲望のためにはなんでもやる)ため、一匹は喰い、もう一匹
は生きたまま持って帰ったそうだ。
それにしても、深夜12時回っているのにガキが多い、と思ったら路地で
肉を焼いていたのでした。一串0,6RM(1RM=約30円)。最低5串から。
こいつらはやがて串を売っているうちに大人になって市場で魚を売るか、路地で
カラダを売るようになると思うと、妙にしみじみ。