2011年12月28日水曜日

三嶋さん

僕のイラストを描いていた三嶋さんが、ご家庭の事情で
断筆してしまいました。
電子書籍というのは、厚さもわからないし、僕のような
ほぼ無名の作家には、表紙の価値がすごく重要だったり
します。ジャケ買いというのは絶対ある。そうでなければ
無名の某が書いた本を誰が手に取るかと、そう思います。
三嶋さんの果たしてくれた役割の大きさに、今更ながら
驚く次第です。三嶋さんの絵で買ってくれた人が大部分では?

お疲れ様。元気になったら、また描いてください。
というわけで、最新作から装丁画家さんが、しばらく変わります。
もう固定しません。
最後に三嶋さんが描いてくれた「ムクロノヒメ①」の表紙ラフを掲載
します。「ムクロノヒメ」は連続モノ」でしたので
1巻だけ三嶋さんというわけにもいかず、結局これが残されたんです。
ラフのラフというのもありますが、もう酷でしょう。
彼女くらい僕が信頼していた作家さんは
いません。本当にいつか復帰してほしいです。

2011年12月24日土曜日

大散財の日々

昨日、成増の喫煙喫茶にて「大根カレー」を喰う。うまいです。この
ブログのためだけに成増まで行ったというか。なんて暇人な
んでしょうか。こういうとき、「フリー」のフリーらしさが出てきます。
これとコーヒーが食後に出てくる。結局、写真に撮った。


それで今日は中野へ行く。
例によってむし社のセールがはじまっているのだ。
で、いつものように昆虫ゼリーを買おうとすると、福引
の4等(つまりはずれ)がゼリーとマットのセット。
言っちゃあ何だが、運の悪さではひけをとらない。
ここはひとつ、福引でゼリーとマットをゲットしようとしたら
なんと3等が当たってしまい、まったくいらないクワガタ入手。あのねぇ、
こういう運の悪さって……。
その直後、Tにケータイして、クワガタを押しつける。
「いらない」(普通誰もそう言うよね)と逃げるTに
「ともだちがいがない」と言うと、一転「そこまで言うのなら」
と、無理やり承諾させた。でも、あの様子だと
ぶち殺すかもしれんなぁ。僕の見ていないところで水につけるとかして。
あるいは猫の餌として……。
で、またクワガタとプラケースとゼリーを持ってブロードウェイ「タコシェ」
へ。僕の尊敬する撫子さんの新刊を入手できるかと思っていったんだけど、
まだ出ていないようだった。そこで引き返せばよかったんだけど、
エロイゴム印が目にとまり、思わず買ってしまった。
5000円也。
僕はいわゆる「縛り」はまったく興味がないし、縛られて喜ぶ人の
気も知れないんだけど、そのゴム印、手作りだそうで
その一点で「買い」だ。僕はこういう一途なモノを作る情熱
が大好きだ。タコシェの女性店員さんが「こーいうのも
ありますが」と言って出してきた人体パーツのも素晴らしかった
けど、まぁ、悪シュミだと思い、こちらも悪シュミだけど
人体パーツ内臓系ではもう、言いわけできないわな。
店員さん、かわいいんだけど、新人さんかなぁ。ひさびさにタコシェ
で高額な無駄使いをした。

久々の大散財。
かつて、僕のタコシェにて最大の買いモノは林静一さんの
シルクスクリーンのポスターで、なんと、林さんの自宅へ御電話して
本人から「いいものだったけど、うちにもないんだ」ということを
聞きつけて買いに走った。5万円だったかな。今から思えば
キチガイのような電話だ。「あのポスター、どこで手に入りますか?」
ってイラストレーターに聞いたわけ。林さんも、面識ない僕に親切に
応対していただいた。
もう10年以上前の頃。後でタコシェオーナーの松沢さんから
「あなただったのか!」と言われて、照れました。まさか売れるとは
思わなかったんじゃないんですかね?
5万円は今では高額すぎて、思いもよらない。5千円で焦るくらいに
落ちぶれてしまいました。
とかなんとか言って殊勝なこと言ってますが、当時でも、ポスター
に5万円は、ないよなぁと思いましたよ。
人生において、かなり無駄使いを繰り返してきましたが、そのおかげで
「僕」という人間ができたと思えば、まぁ、無駄使いも無駄ではなかった
と思います。
あ、営業もしなくては。
ひさびさにやっと僕の電子書籍がAppストアに出ます。年内は間に合い
そうもありません。すいません。オチャツケノリさんの「蟲男爵」は出ました。



TOMMY

2011年12月22日木曜日

スマトラでうっひょー①

このブログを読んでいる某出版社勤務のNから電話
があり、先にブログに書いた池袋の中華料理店を教えろとのこと。
しかし、僕はiPhoneの件もあり、例のモンゴル人とは微妙に
距離を置きたい時期。店の名前すらわかんないんです。
すいません。オーダーも払ってくれたのもモンゴル人だし、
半分拉致されて行ったようなもんだ。地下1階なのでそれなりに
「魔窟」感が漂っていた……って奢ってもらって言うことじゃ
ないけど(その後、Nの追跡調査で、池袋きっての老舗で
食べログにも掲載されている有名なお店だと判明。でも価格は
全体的に安い、良心的な店だと思った。味がおかしいと言っても
反論しないでさっと片付けたし……ということはやっぱりおかしかった
のかよ、アレ)。

iPhone3Gが高値取引されているのは事実らしく、それは
脱獄(ジャイロブレイク)が容易だからという、まるでPSP
1000と2000の初期版みたいな状態とか(未確認)。改造自体は
自分のだし、違法じゃないと思うけどリスクもハンパないだろう?
そんなことしてぶっ壊れたらどうすんだ? っていうか、ちゃんとカネ
払って遊べよ……奢ってもらって言うのもなんだけど。
僕の3Gを手に取ったモンゴル人は「これ、キレイに使って
ますね」と言ってから交換を提案してきたので、まんざら嘘
や冗談ではないようだった。

ところでNが浮かれた調子で「来年はスマトラですよね」と
言ってきたのには絶句。こちとら、ボルネオの傷跡を塞ぐので
精いっぱいだったんだよ。もう甘い口車には乗らないで
おこう……とか言ってるけど、大丈夫なのか、オレ? 

内心、スマトラだ、うっひょーとか思ってるんじゃないのか??
次回、「スマトラでうっひょーの巻②」にはなりません。
たぶん。

TOMMY

2011年12月20日火曜日

池袋にて

本格的な中華料理店に入った。モンゴル人と。
このモンゴル人もなかなか人生の彩りを豊かにして
くれるいいヤツだ。
とにかく、本気の中華料理店。
まず、各テーブルに「ニンニク」が置いてあり、勝手
に食べてよいそうだ。
で、食べた。
「辛いね!」
「それ食べたら、臭いが3日間抜けないよ。ご飯と一緒に食べる」
そういうことは先に言え。で、料理だけど、ダイナミックの一言。

ブタの背骨を絶ち割って残りかすをしゃぶったり、白菜を
酸っぱくなるまで漬けた? 白スープの鍋。汁をご飯にぶっかけて
食べる。
中でも、モヤシとなんだか不明の野菜を炒めた? この料理の
味は日本語では表せない……と言ったら、モンゴル人が
一口食べて、ウェイトレスに下げさせたではないか。
どうなってるの?
「あれ、味おかしい。食べると嘔吐しますから」
……痛んでいたらしい。
その後、僕のiPhone3Gを4Sに交換してくれだの無茶を
言い始めたモンゴル人だった。3Gは中国でも使えるけど
日本で買った4Sは中国では使えないんだそうです。

はっきりいって、無茶な店だった。日本人にとっては。
無茶というか無謀。あまりに異文化の料理についていけない。
あ、メニューには狗(イヌ)料理が普通に写真付きで掲載されていて、
けして高い値段ではなかったよ。でも、モンゴル人も
「狗は食べない」とのこと。

池袋北口からちょっと歩きますが、こういうお店がぽつぽつと
できてきているんだなぁ、としみじみ思いました。
異文化の侵略? 進行? 融合じゃないな、これは。

2011年12月4日日曜日

人生いろいろ

最近は部屋でクワガタムシを見ながらしみじみするという
実に老人的な生活をしています。
そうだ。以前書いた謎の靴、あれはゲートルというものだそう。
戦争中の話を書いていたのに、実際のゲートルを知らなかったとは
なんという不覚。あれはズボンの上に出して、埃が入らないように
絞めるらしい(T氏談)。僕はゲートルとは布をふくらはぎにきっちり巻いた
モノだと思ってました。
しかし、さすがにズボンの上に出して履く勇気はないので、無理やり中に
押しこんで履いています。切ったほうがいいのかな? でも、ものすごく
頑丈なのでキレイに切るには技術が必要。
例のモンゴル人にはその後、本当にお世話になりました。
先日、「マーボ豆腐作ったよ」と言われて、またかよ、と思いながら
部屋に行くと、「この前の味どうでしたか?」と聞かれたので
正直に「甘かった」と答えたら、「今度のはカライよ」と。
本当に辛かった。
どれくらい辛いかというと、翌日、肛門が閉まった感じがしない。
垂れ流してしまったかと思ったくらいの違和感が残った。
それどころか、ときどき肛門に焼け火箸を突っ込まれた感じがして、
座ってられないのだ。食べた時はそれほどでもなかったけど、
本物の辛さとは腹の中で発動する。腹が焼けるように熱い。
これは「○○(中国語でトウガラシのこと)大王」という池袋界隈
でも買える、中国の調味料のせいだとか。
写真はそのうち。

マーボ豆腐で思い出した。東武練馬というドマイナーな駅前に
「一球老師」というマーボ豆腐が売りの中華料理店があります。
確かにうまい。でも、こちらのは山椒で口がしびれるような感じ。
日腹にくるということはないです。

これも写真はそのうち。