2010年3月14日日曜日

開発後期

御茶漬海苔氏の短編集を、お買いいただきありがとうございます。

ここではアプリを開発しましたエンジニアの独り言を書きます。

開発にあたって重視したのは「漫画の読み進めやすさ」なのですが、
世界的に売れているiPhoneと日本文化の間にある差異、紙文化とデジタル文化の違いに戸惑いがありました。
それは、漫画は「縦書き」「ページは右から左に」ということ。
iPhoneが持っている視覚的に優れたAPIは、ページを左から右に進んでいく事を前提に開発されていて、これを逆にするのには、ひと手間かけなければなりません。
それで、ページの送りを逆にするだけで「進めやすさ」が解決したかというと、なぜか違和感が残ります。
iPhoneには、画面を任意の方向にスクロールできる便利な機能があります。
iPhoneのホーム画面もこの機能で作られているので、これと「漫画のページを送っていく」ことは同じはず。
ところが、なぜかいい感じにならない。

いろんな実験をしてわかったのは「ページを送っていく」ではなく「ページを捲っていく」方が違和感が少なくなるということでした。

それと、iPhoneには3Dみたいな表現で画面を切り替える機能がありますが、これは使わずに二次元的に表現した方がテンポがいい感じがしたので今の形に決めました。

最後に、今年は電子書籍元年と言われています。 
文書をデジタルで見る事があたりまえになりましたが、縦書きで書かれている文学などは、やはり縦書きで読みたい。
しかし縦書きをデジタルで見るのは、まだ慣れていないので違和感が残る。 
日本での電子書籍(文学や漫画)はどのように進んでいくのでしょうか。
 
(投稿 Tahara)

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