2011年7月15日金曜日

接客態度に問題ありです

また喫茶店での話です。
僕はごはんは大抵喫茶店で一人で済まします。
一緒に食べる人がいないというのも要因ですが、
わりと長くいるのでファミレスだと居心地が悪く
周りがうるさい、などと、いろいろ不便なモノです。
それで喫茶店に行く。
できるだけ同じ喫茶店を利用しない、というのはなじみ
になりたくないんです。顔見知りだと、「見張られているような
気」がして落ち着けない。
ま、結局自分のわがままで新しい喫茶店を開拓するんです。
東京には喫茶店が多い。いざとなったら「ルノアール」も
あるし……。
で、新しい喫茶店に入りました。
ちょっと店内はすすけた、意味の無いキーホルダーがレジ脇にぶらさがり、
観葉植物の葉の上にうっすらと埃がつもってる感じの、古いタイプのコーヒー
店ですが、こういう店の方が食べものは充実してるはず。
選んだのは、ま、そんな軽い気持ちからです。コーヒー一徹より
親しみがわく店。心構えがなくてすむ。
で、これまた使いこんだメニューを見ると、
当然のようにありました。ナポリタン。
喫茶店の定番です。
それで「ナポリタンと食後にアイスミルクティー」と女子大生(推定)
のウェイトレスさんにオーダーしました。
待つことしばし。
突然、件の女子大生(推定)がテーブルの上に両手をかけてほっぺたを
テーブルにつけました。
「ナポリタンを切らしているので代わりに私を」
と言うかと思って、どきりとしましたが、いや、とっさにそんなこと
は思わない。何がおこったか把握できない。
女子大生は顔を横にして、ほっぺたをつけたままで、上目づかいでおおき
めな目玉をくりんと動かすとこう言ったのです。
「あのぉ、食後の飲み物ってぇ、アイスミルクティーでよかったですよねぇ?」
おもむろにうなずく僕。
「よかったぁ」と駆け戻る彼女。
僕のテーブルには彼女のほっぺたの脂かファンデーションのあとがくっきりと
ついていました。
確かにお客の目線より下から尋ねるのは客商売の基本でしょう。
しかし、ほっぺたをテーブル(しかも、僕は一人だから小さいテーブル)
につけて尋ねるウェイトレスがどこにいる。丁寧すぎるというか、土下座して
手を洗わずに寿司握るようなもんだ(ちょっと違うか?)。
接客態度に問題アリ!です。
例によって気が小さい僕は、彼女のその後の行動が気になって落ち着いて
ナポリタンを食べることができませんでした。ほかの人への接客はどうなって
いるのか、誰も苦情を訴えないのか?
……で、レジに彼女がいないのを確認して伝票を掴んで席を立つ。
そんな日常です。昼飯にこんな緊張してどうする?
東武東上線、各駅停車の駅。駅から3分くらいのさびれた喫茶店です。
全体のイメージは茶色。カウンターはありません。
店に興味のある人はこれくらいのヒントで我慢してください。

0 件のコメント:

コメントを投稿