2011年11月1日火曜日

うちのヘビーローテーション

いまさら何を、と言う方も多いでしょうが……。
中野ブロードウェイの知る人ぞ知る、テクノ専門店(というのか知りませんが
便宜上)の店長(店員ってことはないと思う)が迷っていた僕に絶賛お薦めし
てくれたのがこれ。リアルYMO世代にとってはなんとも複雑な気分です。
元々、コンピュータミュージックというのは一回誰かが作れば、同じ機材と
プログラミングで複製できるという理屈を踏まえて、YMOはボーカルを
いれていたんじゃないかって思うんですよ。ユキヒロのフー・マンチュー唱
法。唯一の人間臭いとこをミクでやったら、もう完全に機械とプログラミングの
インストバンドですよ。
でも。
いいんですよ。これは。さすがにユキヒロの歌い方までは真似できなかった
ようですが(いや、「中国女」とか、それなりに限界だと思います)インスト
バンドとして聞くと最高に楽しめる。「KEY」の「なにいってるの?」のセリフや
「Nice Age」のハモリはかわいいです。機械の音に機械の声。しかも、それが
人間を感動させる。これはYMOの最終形態だと思います。
「NiceAge」のイントロや「テクノポリス」から「ライディーン」へ入っていくところ
はライブを思わせて感動しました。恐ろしい事に、三人がやっていた当時の
ライブがまぶたに浮かぶんです。逆にライブ感を意識しただろう「プロパガンダ」
は洗練されすぎかも。
やはり「愛」あるものは強い。
初音ミクファミリーとYMOの両方に愛のあふれたアルバムです。
え、やっぱり、いまさら何を? だって出てる事知ったの最近なんだよ。めったに
CD店に行かないし。

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